ハワイの涌井レポート
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アロハ〜!リポーターの涌井みきです。
ハワイに来られた事がある方で、朝の6時くらいから10時くらいまでの時間帯にカラカウアとカピオラニの交差点(ハードロック・カフェ前)を通った事があればその光景を見た事があると思います。 そのおっちゃんはとても大きなアメリカの国旗を手に持ち、雨の日も風の強い日も毎朝毎朝、道行く人に手を振り続けていました。 朝とても交通量が多いその交差点で、通勤に急ぐ人達の労をねぎらい、横断歩道を渡る老人や小学生達を導いていたりしました。 いつしかそのおっちゃんは ジェネロー(将軍)と皆から呼ばれ、ハワイの名物おっちゃんとなりました。 そのおっちゃんが亡くなったというニュースが流れたのはのはちょうどクリスマスの日でした。 私は泣きました。おお泣きに泣きました。私もしょっちゅう おっちゃんに手を振り返していたからです。 ニュースを聞いてすぐ、私はいつもおっちゃんが立っていた交差点まで歩いて行きました。 そしてまた 私は泣いてしまいました。今度は感動の涙です。 その場所にはたくさんのアメリカ国旗やハワイ州旗が飾られ、おっちゃんを愛したハワイの人々のメッセージが添えられていました。 そして、車で行き交う人達は追悼のためにクラクションを鳴らして交差点を通り過ごして行くのです。 そう、その空間にあるのはアロハ・スピリットです。 アロハ・スピリットを貫き通したおっちゃんに対する感謝と哀悼の気持を天国のおっちゃんに届ける為に、またアロハ・スピリットが溢れています。 今、おっちゃんの後を継ぎ、数名の方がアメリカ国旗を持ち、毎朝手を振ってくれています。 もし、ハワイへ来られて、朝時間があればそこへ行ってみて下さい。 この交差点にはアロハ・スピリットと愛が凝縮されています。 |
<ハワイニュース>
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