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HAWAII information. --- aug 97
1997年8月 不動産一般動向
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サブ・リース(また貸し);ダウンタウンではクラスAビルに多く197,000SFから217,000SFへと増加した。賃料は一般的に市場賃料より安く、ファースト・ハワイアン・タワーには約75,000SFのサブリース面積あり賃料は全て込みで$1.55/月/SF,アリイ・プレイスは約20,000SFあり賃料は$1.95/月/SF,アムファク・タワーは12,000SFで$1.50/月/SFとなっている。
賃料;ダウンタウン・ホノルルの平均賃料は1996年度と比較すると、クラスAビルは$2.11-2.41から$2.01-2.43/SF、クラスBビルは$1.92-2.14/SFから$1.95-2.09/SFとなっている。傾向としては賃料の低いビルは競争力を維持するためより安く、良いビルはど空室率が下がるにつれ賃料を高めに維持する傾向にある。
市場の吸収力;ダウンタウン地区では80,945SF、ワイキキ地区では27,000SFが賃貸されたが、カピオラニ地区では賃料その他の条件でより魅力的なダウンタウンへの移動が増え、逆に81,257SFが新たに市場に出された。メトロポリタン・ホノルルとしては27,843SFが吸収された。
リース・コンセション;オアフ・オフィス市場のテナントに対するコンセションは近い将来縮小するかもしれないが、現在はまだリース条件交渉の大きな要因となっている。フリーレント(無料家賃)の期間は1年のリースに対して1ヶ月、内装費は5年のリースでロフト状態の面積に対して最高$40/SF、引越し費用は$1~3/SFが一般的である(但し最低3,000/SFの面積に対して)。
1997年今後の見通し;雇用のマイナス成長、会社の規模の縮小などの否定的な要素は続くが新しい会社(コンピューター関連会社、ソフトウェアー開発会社、遠距離通信会社)などの進出で、特に限られた規模のホノルル・オフィス市場では空室率の低下、占有率の上昇に伴ない賃料が底を打ち、回復に向かう可能性が出てきている。(CBコマーシャル社フランシス岡崎氏提供記事)